抗うつ薬の効果と副作用~NOVのケース~
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実際に自分が飲んでいる薬のことを知りたい!ということで、前回抗うつ薬について調べて自分なりに噛み砕いてみました。
ただ抗うつ薬の効果と副作用は人によって異なる、ということで今回は自分が服用していた抗うつ薬について服用したことでどうなったか、副作用があったのか、について書いてみたいと思います。
抗うつ薬を飲んで体調がおかしいと感じる方は是非参考になさって下さい。
目次
レクサプロ
レクサプロは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類される抗うつ薬で、その名の通り分泌されたセロトニンの再吸収を阻害することで体内のセロトニンの量を増やすという効果があります。
昔からある三環系や四環系抗うつ薬と比べると比較的副作用が少ないようで、第一選択薬とされることが多いみたいです。
僕も自殺未遂をおこした後の最初の抗うつ薬としてレクサプロが処方されました。
この薬は大体2年ほど飲み続けました。
効果といえば、生まれて初めて飲む抗うつ薬であり、さらに時期が最悪だったということもあって、目に見えて調子が良くなりました。
具体的には、
- 普通に夜寝られるようになった
- 死のうと思わなくなった
- 精神的な落ち込みが軽減された
ことなどが挙げられます。
副作用は自分の場合とくに感じられず、比較的マイルドに作用したのかなと思います。
実際、有効性については評価されているけど想像していたよりほどは効果は薄いようです。
偽薬試験など行われてSSRIについて色々再評価されているみたいですので、興味ある方は是非調べてみてください。
僕の場合、レクサプロ投薬期間中に社会復帰には至らず、再就職をしてまたバリバリ働きたいという段階にはなりませんでした。
サインバルタ
選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)に分類され、前者と違ってセロトニンとノルアドレナリンの再吸収を阻害することで、体内のセロトニン&ノルアドレナリン濃度を上げるというものです。
早く再就職したい、という自分の意思(焦り?!)もあり、担当医に相談したところレクサプロからこの抗うつ薬に変更することになりました。
投薬期間としては2年弱で、この期間中に無事に再就職して社会復帰することができました。
効果としてはレクサプロと同じような気持ちを落ち着かせる作用があることは体感できました。
レクサプロと違い、自分としては社会復帰できるまで気力が回復したことが大きかったです。
おー!ならサインバルタ最高じゃん!
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、個人的にはサインバルタのせいと思われる副作用に悩まされました。
まず最も目立って現れたのが、異常な発汗です。
とにかく汗をかく量が増えた!
朝起きて布団をめくってみると、オネショの跡が。。。
いえいえ、全部汗ですw
それくらい汗をかきました。
この発汗はまぁしょうがないかなと思えたのですが、自分の場合もっとも悩まされたのが免疫力の低下です。
歳とったせいだろ?
と言われると何も言い返せませんが(30代も折り返しに入りました(>_<))、今まで罹ったことのない病気で何度か精神科以外の科を受診しました。
自分の場合、主に皮膚の湿疹と消化器系の不調がありました。
掌や足の裏、身体に大量に湿疹ができ、知り合いの医師に掌蹠膿疱症ではと言われてましたが結局原因は判らずじまい。
皮膚病できつかったのが、なんか人にうつりそうな見た目で周りの目が。。。
何れにせよサインバルタにしてから、うつ以外の病気にかかる頻度が増えました。
でもまあ精神状態は良いからしょうがないと割り切ってました。
が、
最初に断っておきますが、こんなテーマを書きていながら僕は薬大嫌いですw
なので副作用が鬱陶しいと感じるようになってから、何とか抗うつ薬を止める方向にもっていけないかな、と思っていました。
担当医に相談して、1日に飲む量を減らしたりして。
ちなみに量を減らしても大量の発汗は変わりませんでしたw
再就職をしてから1年ほどが経ち、仕事に慣れてきた気の緩みか分かりませんが、仕事に行きたくない、という状態があらわれるようになりました。
そこで担当医から薬を変えてみようとの提案があり、新しい抗うつ薬を試すことになりました。
レメロン
ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)で、今まで飲んできた抗うつ薬と大きく異なるのは、再吸収を阻害して増やすというのではなく、直接的にセロトニンとノルアドレナリンを分泌を促進させる、というところですかね。
効果や副作用については、まだ飲み始めてから日も浅いのであまり分かりませんが、レクサプロから変更しても大きな落ち込みがないので今までのものと同様の働きはしているのかなと感じます。
ちなみにこの薬の副作用として、傾眠(眠くなる)や太りやすくなることがあるみたいです。
実は猛烈な眠気に襲われるというのは飲み始めて4、5日ありました。
しかし僕の場合、身体が慣れてしまったのか薬を飲んで眠気に襲われるということはなくなりました。
【2017年6月7日追記】
最近気が付いたことで、口の中がめちゃくちゃ乾燥しやすくなっています。
結構ひどいときは、あまりに乾燥しすぎて夜目が覚めてしまうくらい。。。
やっぱり副作用の全くない抗うつ薬はなかなかないものですね。。。
最後に
いくつか抗うつ薬を試しましたが、基本的に飲んだらすぐにテンション上がって活動が活発になるわけでは無かったです。
個人的に、抗うつ薬はあくまで補助的なものであると思ってます。
具体的に言うと、うつ病にある極度の落ち込みを軽減したり、落ち込み期間を短くしてるものだと体感してます。
なので抗うつ薬だけでうつ病は治る!というのはなく、補助的に抗うつ薬を使って、それ以外に意識改革や食生活改善、肉体改造などを並行して行っていくとよい結果に結びつくんじゃないかなぁと考えています。
また抗うつ薬には多かれ少なかれ副作用が絶対にあるので、将来的には飲まなくていい環境に持っていきたいなと思ってます。
何か抗うつ薬トラブル、エピソードありましたら教えてください!
それでは!