NOVのうつ勝プロジェクト

うつは友達!うつと上手に付き合っていく方法をうつ病患者の立場から考えます。

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過去のうつと向き合う③~うつ病の危険性~

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さて、今まで2度のうつ期を体験してきた僕ですが、少しうつ病に対して考えが甘くなってきてました。

 

じっとしていれば治るから特に対処しなくてもよい。

 

これが大きな間違いだということを第3次うつで身をもって知ることになるとは。。。

 

【当時自分が置かれていた背景】

卒業後福島に移動した僕は、専門の仕事(臨床業務および研究)だけではなく専門外の仕事(例えばコンサルティング業務や営業など)もすることになり、なんだか毎日に新鮮さを感じていました。

 

その反面就職して福島に行ってからは仕事関係の出会いしかなく、孤独な日々を過ごしていた気がします。(友人はほとんど東京近辺に就職 (´・ω・`))

 

仕事の量としてはかなり忙しく、取引先へ出張が平日のほとんどを占める中で研究やその他の業務を行わなくてはならなかったので、サービス残業&土日出勤が続いていました。

 

そんな忙しい日々が3年ほど続きました。

 

【うつ発症】

ある日、僕は激しい痛みで目が覚めました。

 

そこは、見覚えのない場所。

 

病院の救急治療室でした。

 

意識がもうろうとする中あたりを見回すと、尿カテーテルと食道にチューブが挿管されていました。

 

そりゃ痛いはずだwww

 

なんと僕、知らないうちに自殺未遂を図っていたみたいです。

 

自宅で首をつっているところを、いつも勤務時間前に出勤している僕が職場にいないことを不審に思った先輩が家に来て発見。救急搬送。

 

先輩が来てくれていなかったら、僕は死んでいたようです。

 

ここで初めてうつ病の恐ろしさを身をもって感じることになりました。

 

というのも、この自殺未遂に至るまで自分にうつの自覚が全くありませんでした。

 

その後、入院中に人生で初めて精神科の先生に診察していただき、うつ病と診断されました。

 

【第3次うつについて考える】

今考えてみるとかなり無理な生活を送っていました。

 

睡眠時間は大体4~5時間で、日によっては全く眠れない時もありました。

 

また業務外で職場主催の研究会(泊まりのもので200人規模のもの)の事務局長をしており、取引先の社長や関係企業、抄録のための出版会社などに連絡を取らなくてはならず、出張しているのにもどかしい気持ちを感じていたように思います。(日中でないと連絡取れないのに職場にいられないジレンマです。。。)

 

そんなこんなで仕事をしなくてはいけないのにモチベーションが上がらない日々が続き、1日にしなくてはならないことが少しづつ増えていってましたね。。。

 

何のために働いているんだろう。。。

 

と、謎の思考が頭の中を占めた状態で仕事をしていました。

 

 

自殺未遂を起こしたときはまさにピークで、この頃に悩まされていたなぞの頭痛のせいで常備していた某頭痛薬を、徹夜明け(眠れなかった。。。)の早朝に1箱飲んで意識がもうろうとなって事を起こしてしまったようです。

 

書き出しただけでもマイナスパワーのことが多く、プラスパワーを得られることがほとんどないことが分かりました。。。

 

身体がマイナスパワーの容量をオーバーしてしまったために、このような状態に陥ったと今当時を思い出して書き出していて感じます。

 

その後、長期休暇をもらって投薬治療を行っていましたが、結局その職場には戻れず転職して実家に戻ってくることとなりました。

 

 

 

僕がこのうつ経験から大きく声に出して言えることはひとつ。

 

うつ病は死に至る可能性を持った大変おそろしい病気である。

 

ちょっと気分が落ち込むけどいいか、などと安易には考えずに精神科や心療内科を受診しましょう!!

 

うつ病の可能性がある兆候として、

  • モチベーションがあがらない
  • いつも興味を持っていた趣味に面白さを感じない
  • 食に対する欲求が低下する(味覚がマヒしてくる)
  • 他人と話をすることが怖くなる
  • 眠れない
  • 部屋が汚くなる

などが自分の過去の経験から考えられますので、いくつか該当した方は軽い気持ちで専門の先生と話をしてみてください。

 

精神科や心療内科は思ったより怖いところではなかったですw

 

それでは!